石田衣良の本を紹介します

石田衣良の本を読みました。書名をクリックするとその本の紹介へジャンプします。

カンタ 文春文庫 石田衣良

カンタ 石田衣良

内容紹介

下町の団地で育った発達障害のカンタと秀才・耀司には父がいなかった。多感な十代にバブル期を駆け抜けた彼らは携帯ゲーム会社「ロケットパーク」を設立し、一躍時代の寵児となる。株式上場を境に、いよいよ日本一のゲームメーカー買収に乗り出すのだが……。友を守るために命をかけた、失われた世代の物語。解説 堀江貴文

読んでみての感想

この人の作品は、少年が苦しみ活躍するものが読んでいて面白い。カンタもその一つ。
主人公カンタは発達障害を持っているが、その内容が、数字にやたらと強く記憶力抜群、でも文系全然だめで長文読解ができない、人の心が全く読めないというもの。耀司は頭が良すぎるという障害。姫菜は美しすぎるという障害。何か変な組み合わせだが、会社を設立して株式上場まで成し遂げる。ここら辺までは、当時のゲーム会社設立ブームの裏側が覗けて面白かった。また、会社を作るという大変さも、身を削って一心不乱に成し遂げる大切さもよく読み取れた。
買収の話は、闇の裏金が絡んできてスリルがあって一気に読み終えてしまった。株の取引きというものの実態の一面が垣間見られて、作者が良く調べてあるなと感心。
最後の解説にホリエモンが登場したのには、苦笑させられた。この人の書く文章を読むのは初めてだが、意外とまじめなことを書くんだな。(2017.05.02)

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池袋ウエストゲートパークVI 灰色のピーターパン (文春文庫) 石田衣良

あらまし

池袋は安全で清潔なネバーランドってわけじゃない。盗撮画像を売りさばく小学5年生が、マコトにSOSを発してきた。“まだ人を殺してない人殺し”マッドドッグ相手にマコトの打つ手は?街のトラブルシューターの面目躍如たる表題作など4篇を収録したIWGPシリーズ第6弾。

 

 

ブルータワー (文春文庫) 石田衣良

あらまし

悪性の脳腫瘍で死を宣告された男の意識が、突然200年後にタイムスリップする。そこは黄魔という死亡率87%のウイルスが猛威を振るう、外に出ることは死を意味する世界。人類は「塔」の中で完全な階級社会を形成して暮らしていた。その絶望的な世界に希望を見出すため、男は闘いを決意する!長編SFファンタジー。

 

 

逝年 (石田 衣良)

裏表紙のあらすじより

人生にも恋愛にも退屈していた二十歳の夏、「娼夫」の道に足を踏み入れたリョウ。所属するボーイズクラブのオーナー・御堂静香が摘発され、クラブは解散したが、1年後、リョウは仲間と共に再開する。ほどなく静香も出所するが、彼女はエイズを発症していた。永遠の別れを前に、愛する人に自分は何ができるのか?性と生の輝きを切なく清澄にうたいあげる、至高の恋愛小説。傑作長編『娼年』続編。

感想

エイズに罹っても、心身ともにしっかりしていれば発症しない。
こころが弱ったりすると発症してしまい、いったんすると直しようがない。
そういう話を聞くとガンのような病気なんだなということを知りました。
いつの世にか治療法が見つかるんでしょうか?

 

ストーリーは、リョウが静香を想い、最後まで看取るという、石田流純愛小説です。

 

『娼年』は女性の姿を娼夫の目を通して描かれてましたが、これは、リョウが自分の母親のように慕う御堂静香に対しての愛を美しく描いています。
”死んでも思い出の中に生きている”そんな人が、だれにでも一人や二人はいますよね。
しかし、石田衣良さんは、こんなに気力を絞ったような作品をいつも書いていると疲れるんじゃないでしょうか?
(2013.10.14記、11.21追記)

 

 

夜を守る (石田 衣良)

裏表紙のあらすじより

上野・アメ横、冴えない青春を送る四人が、街を守るために立ち上がった!

失踪した相棒を捜すダンサー、引きこもりのイケメン、嫌がらせに悩むヤクザ、商店街を脅かす”ハイカラ窃盗団”・・・・・、メインストリートの守護天使たちが遭遇する数々の事件と、その活躍を描く痛快青春ミステリー。

感想

石田衣良作品の中でも、池袋ウェストゲートパーク(IWG)シリーズが最も好きなものですが、
この「夜を守る」は舞台をアメ横にしての青春モノです。この本も好きですね。
ストーリー自体は、割と地味で、派手な立ち回りはほとんどありませんが、それでも読ませる。
そのへんが、石田さんの狙いだったのかな。
アメ横は2度ほどしか行ったことがないし、そのときはただ人人人だった思い出しかありません。
今度この本を携えて、ポイント巡りをしてみようかなという気にちょっぴりなりました。
アメ横センタービル、なんとなく記憶にあります。
綺麗になったのか?それとも汚れたまま?なんとなく気になります。
それをチェックしながらアメ横を探検してみるのも面白いかも!^^;

 

 

シューカツ! (石田 衣良)

シューカツ! 石田衣良

裏表紙のあらすじより

大学3年生の水越千晴は学内の仲間と「シューカツプロジェクトチーム」を結成。目標は最難関マスコミ全員合格! クールなリーダー、美貌の準ミスキャンパス、理論派メガネ男子、体育会柔道部、テニスサークル副部長、ぽっちゃり型の女性誌編集志望と個性豊かなメンバーの、闘いと挫折と恋の行方。直球の青春小説!(2014.07.23記)

 

 

約束 (石田 衣良)

約束 (石田 衣良)
裏表紙のあらすじより
親友を突然失った男の子、リストラに晒され、息子に侮辱されながらも日常に踏みとどまり続ける父、不登校を続ける少年が出会った廃品回収車の老人、女手一つで仕事を抱えながら育てた息子を襲った思いがけない病・・・・苦しみから立ちあがり、もういちど人生を歩き出す人々の姿を鮮やかに切り取った短編集。たくさん泣いたあとは、あなたの心にも、明日を生きる小さな勇気が戻っているはず。解説: 北上次郎(2014.03.22記)

 

 

再生 (石田 衣良)

再生 (石田 衣良)

裏表紙のあらすじより

妻を自殺で亡くしたシングルファーザー、恋人から突然別れを切り出されたOL,不況に苦しみ、鉛のような心と身体を持てあます会社員・・・思うようにいかない人生に、苛立ち絶望しながら、それでも新たな一歩を踏み出そうとする勇気、苦しんでも、傷ついても、人は夢見ることをやめられない・・・。平凡な日常に舞い降りたささやかな軌跡の瞬間を鮮やかに切り取り、かじかんだ心に血を通わせる感動の短編集。 解説;中村航。(2014.03.22記)

東京DOLL (石田 衣良)

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裏表紙のあらすじより

マスター・オブ・ゲーム=MGと呼ばれる天才ゲームソフト制作者・相良は、新作のモデルに翼のタトゥを背負った少女・ヨリを選ぶ。映像モデルとして完璧な「人形」ぶりを発揮するヨリに、MGの孤独は癒されていく。だが、彼女には愛する男の不幸が見えるという異能があった。東京の今を描いた長編恋愛小説()

感想

ゲームのモデルを捜す、そのモデル次第でゲームの出来栄えが違う、この場合のゲームとは、ロールプレイングゲーム(RPG)のことだそうです。
テレビゲームは昔何度もやりましたが、いずれも、初期段階で挫折、
全然画面をクリアーできなかった自分には、ゲームの面白さが最後まで理解できませんでした。
というわけで、この小説の、基本的な設定が今一つ理解できないまま、読み終えてしまいました。
最後が大団円で終わって、よかったかなと思います。(2013.09.27記)

 

 

娼年(石田 衣良)

裏表紙のあらすじから

恋愛にも大学生活にも退屈し、うつろな毎日を過ごしていたリョウ、二十歳。だが、バイト先のバーにあらわれた、会員制ボーイズクラブのオーナー・御堂静香から誘われ、とまどいながらも「娼夫」の仕事をはじめる。やがてリョウは、さまざまな女性のなかにひそむ、欲望の不思議さに魅せられていく・・・・・・。いくつものベッドで過ごした、ひと夏の光と影を鮮烈に描きだす、長編恋愛小説。

感想

ひと夏だけのコールボーイの物語。
主人公のリョウは、女性にはもてるけど全然興味がない20歳。
ボーイズクラブで、さまざまな女性の相手をし、ナンバーワンになっていく。
リョウは、女性の欲望を知りたいと強く願う。
その背景には、母親と死に別れたコンプレックス(挫折感)があった。
これも一つの青春小説なのかな。というのが私の感想。
長編恋愛小説という風には読み取れませんでした^^;
この作品は、2001年に刊行されており、石田さんが40歳過ぎたころのものです。
いろいろとチャレンジしているなあというのが率直な感想。

 

ここまで書いて、その後、文庫本の解説を読みました。
自分の読み方は浅いです・・確かに、全体を流れるやさしさ、それは感じました。
ま、これこそが、作家、石田 衣良の特徴なんですよね(2013.08.08記)

 

 

LAST[ラスト] (石田 衣良)

LAST(石田 衣良)
(裏表紙のあらすじより
外国人窃盗団に雇われ、通帳から現金をおろす出し子の男が最後に打った手は(「ラストドロー」)。住宅ローンに押しつぶされそうな主婦が選んだ最後の仕事とは(「ラストジョブ」)。リアルで凶暴な世界に、ぎりぎりまで追い詰められた者たちが、最後に反撃する一瞬の閃光を描く。明日への予感に震える新境地の連作集。)

感想

この本は、作者が『4TEEN』で直木賞を受賞後の第1作。
作者が言うように、”がらっとイメージが変わって、ダーク&ビターで現実の重さをしっかりと描いたヘビー級のミステリー”です。
「おれを押すな。こっちはもうギリギリ崖っぷち」という様々な男女の物語が、7編収録されてます。
「ラストライド」
 債権業者は、このように逃げ場のないようにして追い詰めてくるのか。
実際にありそう、あったと思わされる怖さです。
こうなってしまうとどうしようもない怖さ・・
「ラストジョブ」
 『身障者の性や恋愛を書いたノンフィクションとデフレで住宅ローンの破たんが多いという新聞記事が、頭の中でスパークして、こんな形の小説になった』
なるほどです。石田衣良流の、一つの解決策の提案でしょうか。
「ラストコール」
 テレフォンクラブのブースのなかだけで起きるホラー。
今は何が起こっても不思議ではない現実、実際に起こっても驚かないぞ!
「ラストホーム」
 上野公園のブルーシートハウスの中で起こる人情話?
作者が好きなかき屋のミチヨ、再再登場させてほしいな。

「ラストドロー」
 盗難通帳からかなを引き出す出し子をテーマにした作品。
確かにいまではありえない話です。
作者が語るように、最後は確かに甘い結末。
でも、これが石田作品の良いところだと私は思います。
「ラストシュート」
 東南アジアで十代未満の子供を買う先進国の男たちの話。
他の作者の作品でも読んだことがあるので事実なんですね。
こんな形でしかストレスを解消できないなんて、なんて人間とは怖い動物なんだろうと思わされました。
「ラストバトル」
 暴力団が、人を人とも思わないというのはよく言われている?
ことなので、この話の展開は実にありそうだと思います。
最後は、こんなんであとくされがなくなったの?とちょっぴりおもいました。

 

この厳しい社会の中で、本当に追い詰められても、何か救いがあるはず。
そんなヒントが埋め込まれていると思わされる連作集でした。(2013.07.18記)

 

 

エンジェル(石田 衣良)

裏表紙のあらすじより

株式会社のオーナー掛井純一は、何者かに殺され、幽霊となって甦った。死の直前の二年分の記憶を失っていた彼は、真相を探るため、ある新作映画への不可解な金の流れを追いはじめる。映画界の巨匠と敏腕プロデューサー、彼らを裏で操る謎の男たち。そして、一目で魅せられた女優との意外な過去。複雑に交錯する線が一本につながった時、死者の「生」を賭けた、究極の選択が待っていた・・・。

感想

わけもわからず殺されてしまった主人公が、成仏できずに霊となり、想いを遂げるまでこの世をさまよう。
この題材に、石田衣良さんがチャレンジ。
自分の生まれたときから自分の人生の節目をさかのぼってくるという展開や、その過程で巡り合った小暮という例に教わって、霊としての適性を磨いていくという内容が面白いです。
誰が殺したか、なぜ殺されなければならなかったかについて、最後に説明されていますが、殺人までしなければならないその必然性がちょっとわかりにくかったかな。
--
石田流に、幽霊の存在について、理論的?に解説してくれます。
幽霊について、いろいろ語り伝えられていることが、妙に腑に落ちてきます。なるほど、なるほど、です。

 

一番おもしろかったのは、幽霊って、けっこう好き勝手に瞬間移動できたり、無料でコンサートが楽しめたりして楽しいことがたくさんありそうなことですね。
私もできれば、死後は幽霊になって、死後の人生を楽しみたくなりました!(2013.07.11記)

下北サンデーズ(石田 衣良)

裏表紙のあらすじから

極小劇団「下北サンデーズ」の門を叩いた里中ゆいか。壮絶に貧乏で情熱的かつ変態的な世界に圧倒されつつも、次第に女優としての才能を開花させていく。やがて下北サンデーズにも追い風が吹き始め、徐々にその知名度を上げていくが、思わぬトラブルも続発することに。演劇の聖地・下北沢を舞台に夢を懸けて奮闘する男女を描く青春グラフィティー。

感想

話を読み進めるうちに、主人公のゆいかと「Wの悲劇」の薬師丸ひろ子のイメージが私の中でかぶさってしまいました。
ストーリーとか全く何の関係もないんですけど、主人公がかわいくて、一途というイメージだけの私の妄想?です^^
残念ながら、私は生の演劇というものはみたことがありません。なぜか縁遠いです。
ひととひととが作り話の中でぶつかり合う、というところに堅苦しさを感じてしまいます。食わず嫌いですね。
本編では、食べるものがなくても演劇一途な人々の姿が描かれています。
そんな人たちが必死になっても、光り輝く舞台はめったに見られないそうです。
一度でいいからそういう場面に出会えたら幸せでしょうね。(2013.06.28記)

 

 

空は、今日も、青いか?(石田 衣良)

裏表紙のあらすじより

長引く不況にあえぐ日本。広がる格差、減ってゆく子ども、増える自殺・・・・生きることはますます窮屈になっている。けれど本当は、勝ち組負け組の線引きなんかに意味はない。きみはきみらしく、ゆっくりとすすめばいいんだ・・。働くことや恋すること、趣味、子育ての話題から世界情勢まで、しなやかな視線で時代を切り取り、閉塞した「今」を生きる若者たちにエールをおくる。著者初のエッセイ集。

感想

著者初のエッセイ集なんですね。意外です。
「エッセイが書ける小説家は長持ちする」なんて、ご自分で言ってるので、これからは沢山出てきそう?
「R25」
フリーの雑誌で、駅の券売機脇などに置いてある雑誌。人気ありました。私も目に付いたら必ず入手。その中に、確かに石田 衣良さんのエッセイが載ってましたね。それを読むのも楽しみでした。
この小説を読み始めて、出典が「R25」が多いことを知り、「文庫になったんだ」ということに感慨をおぼえました。
この人の作品は、この時代に生きる若者の視線でこの人独特の感性で書いてくれますが、気持ちが良く伝わってきます。共感できる時が多い。
衣良さんは、ちょっとおたくっぽいですね。趣味の分野では、クラッシックの曲をいろいろ紹介してくれます。
クラシックの作品は今や過去のもの?取り上げられることは少ない気がします。あっても、だれでも知っているような曲が多い。
その点、衣良さんの作品には、私の知らない曲名が、たくさん出てくるので、「今度聴いてみようか」という気によくさせてもくれます。そういう意味では、私の情報収集源にもなっています。
(2013.03.15記)

 

 

5年3組リョウタ組(石田 衣良)

裏表紙のあらすじより

希望の丘小学校5年3組、通称リョウタ組。
担任の中道良太は、茶髪にネックレスと外見こそいまどきだけれど、涙もろくてまっすぐで、丸ごと人にぶつかっていくことを厭わない25歳。
いじめ、DV、パワハラに少年犯罪・・・教室の内外で起こるのっぴきならない問題にも、子供と同じ目線で真正面から向き合おうと真摯にもがく若き青年教師の姿を通して、教育現場の“今”を切り取った、かつてなくみずみずしい青春小説!

感想

久しぶりの石田衣良さんの作品。
小学校の生徒と先生との間で繰り広げられる4つのストーリーです。
2つ目まで読み終わりましたが、忘れないうちにメモ。
1つ目、4月の嵐
 厳しい父親と、それに押しつぶされそうになっている息子の物語。
 反抗したくてもできないやさしい少年、その葛藤が授業中のエスケープに表れる。
 その少年に真剣に向き合うリョウタ先生。
 現実でもこんな先生がいてほしいと思わされます。ラストも現実的です。
2つ目、七月の冷たい風
 登校拒否になった若い男の先生。その事情を聞き出すうちに、先生同士のいじめが わかってきます。
 強い者と弱いもの、強いものを悪いと決めつけられない先生の世界。
 思ってもみない世界が開かれています。
 この話の結末も、石田作品らしく、人間への希望にあふれています。(2013.01.30)
3つ目、十二月みんなの家
 クラス委員をしている真一郎の家が火事で半焼。
 兄の善一郎と二人で火をつけたと警察で告白します。

 大騒ぎになる学校。
 実際は、兄が単独で火をつけたとわかるのですが、それでも心に傷を負った真一郎。
 学校に向かえるときに、どのように皆で接するのかが この話のテーマです。
 クラスの皆で、校庭に家を建てようということになります。
 ちょっとストーリーに無理があるかな・・
4つ目、3月クラス競争の終わり
 クラス競争で、毎回ビリ争いをしている5年3組。
 良太先生の熱意に、クラスのみんなも共感し出して、「クラス競争で1位を目指そう」が合言葉になります。
 自主的な取り組みでスタートし、どんどん順位が上がります。 でも、そこが日本人の悲しいところ。まじめ一方なんですね。
 余裕がないというか。 次第に、手段が目的になって、クラスの中に軋轢が出てきます。
 見えないいじめですね。
 そんな様子に一切気付かなかったリョウタ先生。
 もうどうしようもない土壇場で取った行動。
 現実にはあり得ない終わり方だと思いますが、
 こういう終わり方しかなかったのかなという気もしてきます。
子どもの頃のことなんて覚えていませんが、”きっと、昔も今も大変なんだ”ということを改めて考えさせられた、一冊でした。(2013.02.06記)

PRIDE 池袋ウェストゲートパーク X(石田 衣良)


裏表紙のあらすじより
自分をレイプしたワンボックスカーの4人組を探してほしい・・・ちぎれた十字架のネックレスをさげた美女はマコトにそう依頼した。
広域指R13号を追うさなか、若者ホームレス自立支援組織の戦慄の実態が明らかになる表題作ほか3篇、最高の燃焼度で疾走するIWGPシリーズ第1期完結10巻目!

感想

富山に行く際に必ずと言っていいほど立ち寄る古本屋店があります。そこで見つけました。315円でしたが、買わないとあとで後悔する。
池袋ウエストゲートパークシリーズは、石田衣良さんのデビュー作であり、出世作です。たぶん8巻まで読んでます。
まだ続いていたんですね。10作目。でも10巻目で完結かあ。ちょっとさびしい。

 

主人公のマコトの語り口が、衣良さんそっくり。なにかケダルそうで(寝不足のせい?)それでいて、芯はしっかりしているんですよね。
10巻目にもなると、大体話の展開は予想がつくというか、まあー安心して読めました。
相当ネタ切れで、作者もお疲れのようですね。ここらで、マコトに一休みしてもらうのもよいことかと。

しばらく経てば、池袋には面白いネタがいっぱいたまるでしょうからね。

9巻目をまだ読んでません。いつか見つけて、読めるときが楽しみです!(2013.03.12記)

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