楡周平の本を紹介します

楡周平の本を読みました。書名をクリックするとその本の紹介へジャンプします。

再生巨流 (新潮文庫) 楡周平

内容紹介

組織というものを甘く見ていたのかも知れない……。抜群の営業成績を上げながら、スバル運輸の営業部次長・吉野公啓は左遷された。ピラニアと陰口される仕事ぶりが、社内に敵を作っていたのだ。だが、打ちのめされた吉野は、同じように挫折を味わっている男たちとともに、画期的な物流システムの実現に、自らの再生を賭ける。ビジネスの現場を抉り、経済小説に新次元を拓いた傑作。

 

スポンサーリンク

 

ラスト ワン マイル (新潮文庫) 楡周平

内容紹介

本当に客を掴んでいるのは誰か―。暁星運輸の広域営業部課長・横沢哲夫は、草創期から応援してきたネット通販の「蚤の市」に、裏切りとも言える取引条件の変更を求められていた。急速に業績を伸ばし、テレビ局買収にまで乗り出す新興企業が相手では、要求は呑むしかないのか。だが、横沢たちは新しい通販のビジネスモデルを苦心して考案。これを武器に蚤の市と闘うことを決意する。

 

 

朝倉恭介‐Cの福音・完結編 (楡 周平)


朝倉恭介―Cの福音・完結篇 (宝島社文庫)

裏表紙の紹介文から

自らの全知力と肉体を振り絞って作り上げた完璧なコカイン密輸のシステム・・アクのヒーロー・朝倉京介の完全犯罪が、ついに白日の下に・・。
追う警察、暗殺を企てるCIA、そして訪れた川瀬雅彦との決闘。はたして恭介は逃げ切ることができるのか?「Cの福音」で颯爽と登場した優がなる野獣・恭介。
闇に生きる者は闇に消える・・待ち受けるのは生か死か?6連作シリーズの掉尾を飾る雄編の文庫化。

 

 

猛禽の宴‐続・Cの福音 (楡 周平)


猛禽の宴―続・Cの福音 (宝島社文庫)

内容(「BOOK」データベースより)

金がほしいわけではない。己れの能力・可能性の証明として、その対価を求めるのだ―闇の世界にしなやかに生きるヒーロー朝倉恭介のクールな魅力で、たちまちベストセラーとなった楡周平のデビュー作「Cの福音」の続編。ニューヨークを舞台に、マフィア間の抗争、リンチ、陰謀、裏切りの渦の中で、コカインルートの危機に恭介の血が沸き立つ。読者を待つのはフロリダの空を焦がす大夜襲。

 

ターゲット (楡 周平)


新装版・ターゲット (宝島社文庫)

内容(「BOOK」データベースより)

“帝国”アメリカを滅ぼそうと「北」が企んだ恐怖のシナリオ―在日米軍基地に仕掛けられる謎のウイルス兵器。それは危機管理ゼロの日本を震源として、アメリカの次代を揺るがす遠大な悪魔の計画だった。「北の陰謀」を未然に防ぎ、テロリストを殲滅せよ…CIAの工作員として契約、密入国の男たちを追う恭介を待ち受ける最強の敵。『Cの福音』『猛禽の宴』に続く朝倉恭介シリーズ、必殺の第3弾。

 

 

異端の大義 上・下(楡 周平)

裏表紙のあらすじより

シリコンバレーからの帰還・・・。世界有数の大手電機メーカー・東洋電機産業の高見龍平は、米国の半導体開発部門撤退という大任を果たして帰国した。長い海外勤務から戻った彼の眼を驚かせたのは、創業者一族とその取り巻きによる恣意と保身の横行。入社同期で一族に連なる人事本部長へ直言するが、それが仇となる。高見は、工場閉鎖という過酷なリストラ業務を命じられてしまった。

 

裏表紙のあらすじより

新天地・中国での挑戦・・・。工場の閉鎖業務を進める中、解雇に絶望した従業員が自殺した。その対応を巡って、上層部は保身に走り、高見をさらに子会社へ追いやる。癌を患っていた父親を亡くし、転職を決意した高見は、欧州電機メーカー・カイザーの上級幹部に能力を見こまれ、中国という巨大市場の開拓へと邁進する。激動する国際経済と国内製造業の現実を描き切った経済大河巨編。

感想

文庫本の上下巻を合わせて本文だけで1020ページ。終わりが近づくにつれて、もう夢中になって読みました。

 

上巻では、主人公が大企業の工場閉鎖に伴うリストラ業務を遂行します。「早期退職制度」、私も2度経験したことがありますが、その裏側が描写されていて、身につまされたというか、妙に共感を覚えながら読み進めました。

 

下巻では、リストラ業務を遂行したにもかかわらず退社に追い込まれた主人公。それを偶然の形で、カイザーに拾われて新しい人生を歩み出すわけですが、ここから、それまでの重苦しい雰囲気が一転して、スーパーヒーローの頑張り物語が進んでいきます。

 

「会社は人なり」有能で、やる気のある人材を会社に残す。それこそ、会社が発展していくために大切なこと。このテーマ―が全編に貫かれているように思いました。

 

同族企業の大企業が、経営戦略の失敗と人材育成の失敗で、経営が行き詰まり、企業の存続すらがおぼつかなくある。

 

ちょうど今起こっている現実を、そのまま描写したような小説で、著者の楡修平さんの筆力に感服します。(2013.06.12記)

 

 

 

 

 

スポンサーリンク

ブログパーツUL5


トップ 読書雑感 プロフィール