池井戸潤の本を紹介します

池井戸潤の本を読みました。作品名をクリックするとその本の紹介へジャンプします。

 

ロスジェネの逆襲 池井戸潤 ダイヤモンド社

ロスジェネの逆襲 池井戸潤

内容紹介

ときは2004年。
銀行の系列子会社東京セントラル証券の業績は鳴かず飛ばず。そこにIT企業の雄、電脳雑技集団社長から、ライバルの東京スパイラルを買収したいと相談を受ける。アドバイザーの座に就けば、巨額の手数料が転がり込んでくるビッグチャンスだ。
ところが、そこに親会社である東京中央銀行から理不尽な横槍が入る。責任を問われて窮地に陥った主人公の半沢直樹は、部下の森山雅弘とともに、周囲をアッと言わせる秘策に出た……。
胸のすくエンタテイメント小説!

読んでみて

相変わらず作品の構成がしっかりできている。読み進めていっても迷うことが少ない。巻頭の人物相関図も役に立つ。

 

ただ、銀行の証券業務の宣伝のために500億円もの追加融資が決定されていくのかというところには、首をかしげる。

 

銀行だから、庶民の間隔とは違う桁の違う話なんだろうか。
企業買収も、千億円単位の話だし、ちょっと違和感を感じる。

 

メインストーリーへの感想はともかくとして、
タイトルの「ロスジェネの逆襲」奇妙なタイトルである。

 

ロストジェネレーション、略してロスジェネ。なるほど。
失われた20年とかは聞いた記憶があるが、失われた世代か。

 

"ロスジェネ"をネットで検索するとヒットします。知らなかったのは私だけ?

 

そのロスジェネ世代の代表である、森山の愚痴っていること。
「自分はバブル世代の被害者だ」
「何一ついい目にあってこなかった」

 

これらは、何だかよく分かる。
かくいう私は、団塊の世代の直後の世代の一人。私は何世代?バブル世代?

 

私も物事が困難にぶつかると、
「わたしはいつも団塊世代の後始末をさせられている」とこぼしていたっけ。

 

この作品の最終盤で半沢から発せられた幾つかの言葉はとても心に響く。

 

長くなるが、引用する。

「世の中を儚み、文句をいったり腐してみたりする……。でもそんなことは誰にだってできる。お前は知らないかも知れないが、いつの世にも、世の中に文句ばっかりいってるやつは大勢いるんだ。だけど、果たしてそれになんの意味がある。例えばお前たちが虐げられた世代なら、どうすればそういう世代が二度と出てこないようになるのか、その答えを探すべきなんじゃないか」

 

「あと十年もすれば、お前たちは社会の真の担い手になる。そのとき、世の中の在り方に疑問を抱いてきたお前たちだからこそ、できる改革があると思う。その時こそ、お前たちロスジェネ世代が、社会や組織に自分たちの真の存在意義を認めさせるときだと思うね。

 

オレたちバブル世代は既存の仕組みに乗っかる形で社会に出た。好景気だったが故に、世の中に対する疑問や不信感と言うものがまるでなかった。つまり、上の世代が作り上げた仕組みになんの抵抗も感じず、素直に取り込まれたわけだ。だがそれは間違っていた。そして間違っていたことに気付いたときには、もうどうすることもできない状況に置かれ、追い詰められていた」

 

私は、文句だけ言っていた。世の中の仕組みに多少疑問は感じても、何もできなかった。ただただ反省。

 

池井戸潤氏が贈るロスジェネ世代へのエールに、私も賛同。
(2018.02.08)

 

銀翼のイカロス 池井戸潤 ダイヤモンド社

銀翼のイカロス 池井戸潤

内容紹介

出向先から銀行に復帰した半沢直樹は、破綻寸前の巨大航空会社を担当することに。ところが政府主導の再建機関がつきつけてきたのは、何と500億円もの借金の棒引き!?とても飲めない無茶な話だが、なぜか銀行上層部も敵に回る。銀行内部の大きな闇に直面した半沢の運命やいかに?無敵の痛快エンタメ第4作。

読んでみて

半沢直樹シリーズの4冊目。
半沢直樹の性格や行動がだいたい分かるようになりました。一本筋を通すします。

 

今回の舞台は、破綻寸前の巨大航空会社。その再建にまつわる話。どうしても実際にあったことを思い出します。
そして、長く続いた政権が倒れて、野党が政権を取る。そして場当たり的な制作を実行して失敗する。これも実際にあったことを思い出します。
そして巨大な負債を棒引きにしたことも実際にあって、そのときには、なぜこんなことがまかり通るのかと、不思議さと怒りが混ざりあったことも思い出します。

 

話の展開がどう進むのか、とても興味深く読めました。
政治家は、結局自分の利益のために働くのだということが、強く刻み込まれる話でしたね。
すごく納得してしまいました。

 

権力とかお金を沢山手にしてしまうと、人間ってこうなってしまうのね。

 

ちょうどテレビで、資本主義社会のいいところと悪いとことを取り上げた番組を見ました。
資本主義社会というのは、結局行き着くところまで行ってしまうしかないのだ。

 

何かやるせない思いにもさせられる作品でした。
ところで、記録を見ると、シリーズ3作目の”ロスジェネの逆襲”をまだ読んでいなかったようです。本屋で探してみます。
(2018.01.21)

スポンサーリンク

株価暴落 文春文庫 池井戸潤

株価暴落 池井戸潤

内容紹介

巨大スーパー・一風堂を襲った連続爆破事件。企業テロを示唆する犯行声明に株価は暴落、一風堂の巨額支援要請をめぐって、白水銀行審査部の坂東は企画部の二戸と対立する。一方、警視庁の野猿刑事にかかったタレコミ電話で犯人と目された男の父は、一風堂の強引な出店で自殺に追い込まれていた。傑作金融エンタテイメント。

読んでみて

老舗のスーパー一風堂を支援するかどうかで銀行内での対立が延々と描かれる。事なかれ主義、先送り主義が主流の中で、抵抗する審査部の坂東が苦闘する。二戸の異常なくらいの支援姿勢の理由が最後に明かされるのだが、株価暴落というタイトルが、この小説のミステリーとしての根幹をなしているのも最後に明かされる、池井戸潤らしいストーリーテラーぶり!(2017.04.17)

 

最終退行 (小学館文庫) 池井戸潤

最終退行 池井戸潤

内容紹介

都市銀行の中でも「負け組」といわれる東京第一銀行の副支店長・蓮沼鶴二は、締め付けを図る本部と、不況に苦しむ取引先や現場行員との板挟みに遭っていた。一方、かつての頭取はバブル期の放漫経営の責任も取らずに会長として院政を敷き、なおも私腹を肥やそうとしている。リストラされた行員が意趣返しに罠を仕掛けるが、蓮沼はその攻防から大がかりな不正の匂いをかぎつけ、ついに反旗を翻す。
日本金融システムの崩壊を背景に、サラリーマン社会の構造的欠陥を浮き彫りにする長編ミステリ-。

読んでみて

池井戸さんの作品を遡ってきましたが、原点の銀行員のお話で、掛け値なしに面白い。
タイトルの、”最終退行”って、何か仰々しく感じましたが、何のことはない。最後に社内全部の戸締りを確認して、鍵を閉めて帰ることを指すんですね。私も、最後の勤務先で二三度経験しました。処理してもしきれない仕事の山をこなしていくうちに最終になってしまう。そういうことが銀行でもあるということが一つの発見。
主人公の蓮沼は、ただ真面目に与えられた仕事を黙々とこなしてきて20年。それなりに昇進してきたことで自分の不満を抑え込んでいる。いくら頑張っても、家族からも認められなくて…という展開は、典型的なサラリーマンの一員です。
ストーリーは、お定まりの”M資金”がらみで進みますが、そこに銀行会長の裏金が絡み、さらにその関係者の死も絡んできて、ミステリーの様相。
最終盤はトントンとお話が進んでいった感じですが、いつもの安定調和というんでしょうか、ほっとします。悪は滅び善は勝つ。
解説で、松原隆一郎さんが銀行のバブル前後の行動について書かれてます。貸し渋りと貸し剥がしのいきさつ。もっと引用したいところですが、長くなりすぎるので敢えて一部だけ引用します。

これに輪をかけて企業を窮地に陥れたのが、融資継続の拒否すなわち「貸し剥がし」である。マニュアルでは中小企業と大企業にダブルスタンダードを儲けなかったが、日本において数で99%を占める中小企業では、「高い税率を勘案して、利益があっても内部留保せず、社員のボーナスを多くして黒字にしなかった」という経緯がある。そこで、返済しては即時に同額の融資を受ける「ロールオーバー」が慣行化していたのである。この慣行のもとでは、中小企業は将来に備えて内部留保する理由がなく、それゆえ突然の融資打ち切りは生命線を断つことを意味した。

企業の内部留保が高いままだということがちかごろ報道されてますが、こういった過去の痛みが根っこにあるのかな?でも中小企業はそれどころじゃないはず。
大企業はやはり内部留保をどんどんボーナスなどで吐き出して、景気を良くする好循環に貢献すべき! 的外れの感想かもしれませんが、個人的意見です。(2017.02)

 

 

銀行仕置人 (双葉文庫) 池井戸潤

銀行仕置人 池井戸潤

内容紹介

通称”座敷牢”、関東シティ銀行・人事部付、黒部一石の現在の職場だ。五百億円もの巨額融資が焦げ付き、黒部はその責任を一身に負わされた格好で、エリートコースから外された。やがて黒部は、自分を罠に嵌めた一派の存在と、その陰謀に気付く。嘆いていても始まらない。身内の不正を暴くこと……それしか復権への道はない。メガバンクの巨悪にひとり立ち向かう、孤独な復讐劇が始まった!

読んでみて

この作品は割と初期の作品。ストーリーの展開が少し飛躍が感じられる気がしないでもない。逆に、銀行の巨悪に一人で立ち向かう。ヒーローはただの銀行員。特に力があるわけでもない人物というところは、池井戸作品で共通した人物設定かな。不思議と周りの応援者に恵まれて、話が進んでいくところも共通。悪役は、どんどんドツボにはまっていくところも、予定調和。あまり人が死なないという印象だったけど、この作品では何人か死んでいる。そこら辺が初期の作品の部類に入るところかも。
いろいろ紆余曲折はあるにしても、最後は、”悪は滅び、正義は勝つ”みたいなストーリ展開は、読んでいて安心で、面白い。いつものように、最後のところは一気読みしてしまいました。(2017.01.28)

 

 

ようこそ、わが家へ (小学館文庫) 池井戸潤

ようこそわが家へ 池井戸潤

内容紹介

まじめなだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。
さらに、車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、一家はストーカーとの対決を決意する。一方、出向先のナカノ電子部品でも、倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから窮地へと追い込まれていく。直木賞作家が”身近に潜む恐怖”を描く文庫オリジナル長編。

読んでみて

銀行のことを書かせたら右に出る者のいない作家池井戸潤。この作品も銀行員が主役だけど、ナカノ電子部品に総務部長として出向中の身。作品のかなりの部分が、家族一丸でのストーカーとの対決と、ストーカーの正体を暴く話に割かれていて異色。気の弱くて真面目な倉田は、会社では営業部長の真瀬にさんざんやりこめられ、社長の持川からもお客様扱いされて信頼を得られない。典型的な出向社員の姿が描かれる。救いは、部下の摂子が切れ者で頼りになること。あまり考えられないシチュエーションだけど、彼女がいないとストーリーが進まないからしょうがないか。
後半からは、いつもの池井戸ペースではなしが進んでいく。営業部長の不正を暴くところでは、気弱な会社員の仮面?をかなぐり捨てて、というのはオーバーだけれども、銀行員としてのあるべき姿を思い出して、ブレークする。
ストーカーの正体が暴かれてからの、最後のシーン。やさしさにあふれて、自分のできることを毎日一生懸命やれれば、人生それでいい。といった感じで終わりますが、ハッピーエンドなんでしょうね。いろいろな謎が最後にはきちんと謎解きされていて、親切です。(2017.01.24)

 

 

鉄の骨 池井戸潤

内容紹介

会社がヤバい。彼女とヤバい。
次の地下鉄工事、何としても取って来い。――「談合」してもいいんですか?
中堅ゼネコン・一松組の若手、富島平太が異動した先は“談合課”と揶揄される、大口公共事業の受注部署だった。今度の地下鉄工事を取らないと、ウチが傾く――技術力を武器に真正面から入札に挑もうとする平太らの前に、「談合」の壁が。組織に殉じるか、正義を信じるか。吉川英治文学新人賞に輝いた白熱の人間ドラマ!

感想

池井戸潤の名作。確かに一気に読んでしまいました。談合が必要悪かどうか?これまでは単純に悪いことと思ってましたけど、世の中いろいろあるんだなとあらためて感じさせられた話でした。(2016.07.09記)

 

 

空飛ぶタイヤ 池井戸潤

あらすじから

名門巨大企業vs.弱小運送会社
ひとつの命をめぐる感動巨編
走行中のトレーラーから外れたタイヤは凶器と化し、通りがかりの母子を襲った。
タイヤが飛んだ原因は「整備不良」なのか、それとも……。
自動車会社、銀行、警察、記者、被害者の家族ら、事故に関わった人たちの思惑と苦悩。
「容疑者」と目された運送会社の社長が、家族・仲間とともに事故の真相に迫る。
圧倒的感動を呼ぶエンターテインメント巨編!

感想

どうしても読みたくて、ブックオフで560円で買いました。
主人公赤松の、ひたすら誠実に、かつ折れずに、やるべきことをやり続ける。愚直というか、じれったいんだけど、どんどん引き込まれてしまいます。もう一度読み返したい本です。

 

 

下町ロケット 池井戸潤

あらすじから

研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。
圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所。創業以来のピンチに、国産ロケットを開発する巨大企業・帝国重工が、佃製作所が有するある部品の特許技術に食指を伸ばしてきた。
特許を売れば窮地を脱することができる。だが、その技術には、佃の夢が詰まっていた――。
男たちの矜恃が激突する感動のエンターテインメント長編!
第145回直木賞受賞作。池井戸潤、絶対の代表作
(解説・村上貴史

感想

読みたいと思って探すと、なかなか108円では買えない。ブックオフで410円で買いました。この頃は108円のも出てますね。
テレビドラマを見て、面白いなと思ったんですけど、その時から原作を読んでみたいと思ってました。先に「下町ロケット2」を読んで面白かったんですけど、「下町ロケット」は不思議と新刊でも中古本でも目にしない。そんななかでようやく手にすることができました。ストーリーは単純明快。大企業に押しつぶされそうになりながらも信念を曲げない男のサクセスストーリー。日本人好みです。私も好きです。

 

 

下町ロケット2 ガウディ計画 池井戸潤

内容紹介

直木賞受賞作に待望の続編登場!
その部品があるから救われる命がある。
ロケットから人体へ――。佃製作所の新たな挑戦!
ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年――。
大田区の町工場・佃製作所は、またしてもピンチに陥っていた。
量産を約束したはずの取引は試作品段階で打ち切られ、ロケットエンジンの開発では、
NASA出身の社長が率いるライバル企業とのコンペの話が持ち上がる。
そんな時、社長・佃航平の元にかつての部下から、ある医療機器の開発依頼が持ち込まれた。
「ガウディ」と呼ばれるその医療機器が完成すれば、多くの心臓病患者を救うことができるという。
しかし、実用化まで長い時間と多大なコストを要する医療機器の開発は、中小企業である佃製作所に
とってあまりにもリスクが大きい。苦悩の末に佃が出した決断は・・・・・・。
医療界に蔓延る様々な問題点や、地位や名誉に群がる者たちの妨害が立ち塞がるなか、佃製作所の新たな挑戦が始まった。
日本中に夢と希望と勇気をもたらし、直木賞も受賞した前作から5年。遂に待望の続編登場!

感想

この本も、テレビ番組を見てから、手に取った本です。結末で心が温まる話というのは読んだ後でも気持ちがいいものです。

 

 

果つる底なき(講談社文庫) 池井戸潤

あらまし

「これは貸しだからな。」謎の言葉を残して、債権回収担当の銀行員・坂本が死んだ。死因はアレルギー性ショック。彼の妻・曜子は、かつて伊木の恋人だった……。坂本のため、曜子のため、そして何かを失いかけている自分のため、伊木はただ1人、銀行の暗闇に立ち向かう!
第44回江戸川乱歩賞受賞作

 

 

仇敵(講談社文庫) 池井戸潤

あらまし

幹部行員の裏金工作を追及した恋窪商太郎は、謂れなき罪を着せられメガバンクを辞職。エリートから地方銀行の庶務行員となるが、人生の豊かさを知る。だが、元ライバルからの電話が再び運命を揺るがす―。不正を知った男は謎の死を迎え、恋窪は“仇敵”への復讐を誓う。乱歩賞作家、渾身の連作ミステリー。

 

 

銀行総務特命(講談社文庫) 池井戸潤

あらまし

帝都銀行で唯一、行内の不祥事処理を任された指宿修平。顧客名簿流出、現役行員のAV出演疑惑、幹部の裏金づくり…スキャンダルに事欠かない伏魔殿を指宿は奔走する。腐敗した組織が、ある罠を用意しているとも知らずに―「総務特命担当者」の運命はいかに!?意外な仕掛けに唸らされる傑作ミステリー。

 

 

不祥事(講談社文庫) 池井戸潤

あらまし

世の中どこもかしこも、黙っていられないことばかり。でも、それをいつもただせるわけじゃない……モヤモヤした思いを抱えるあなたに替わって、花咲舞がバッサリやってくれます。気持ちの晴れる、痛快度ナンバー1小説!

 

 

ルーズヴェルト・ゲーム(講談社文庫) 池井戸潤

あらまし

大手ライバル企業に攻勢をかけられ、業績不振にあえぐ青島製作所。リストラが始まり、歴史ある野球部の存続を疑問視する声が上がる。かつての名門チームも、今やエース不在で崩壊寸前。廃部にすればコストは浮くが―社長が、選手が、監督が、技術者が、それぞれの人生とプライドをかけて挑む奇跡の大逆転とは。

 

 

オレたちバブル入行組(文春文庫) 池井戸潤

あらまし

大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融資課長の半沢。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。すべての責任を押しつけようと暗躍する支店長。四面楚歌の半沢には債権回収しかない。夢多かりし新人時代は去り、気がつけば辛い中間管理職。そんな世代へエールを送る痛快エンターテインメント小説。

 

 

オレたち花のバブル組(文春文庫) 池井戸潤

あらまし

「バブル入社組」世代の苦悩と闘いを鮮やかに描く。巨額損失を出した一族経営の老舗ホテルの再建を押し付けられた、東京中央銀行の半沢直樹。銀行内部の見えざる敵の暗躍、金融庁の「最強のボスキャラ」との対決、出向先での執拗ないじめ。四面楚歌の状況で、絶対に負けられない男達の一発逆転はあるのか。

 

 

シャイロックの子供たち(文春文庫) 池井戸潤

あらまし

ある町の銀行の支店で起こった、現金紛失事件。女子行員に疑いがかかるが、別の男が失踪…!?“たたき上げ”の誇り、格差のある社内恋愛、家族への思い、上らない成績…事件の裏に透ける行員たちの人間的葛藤。銀行という組織を通して、普通に働き、普通に暮すことの幸福と困難さに迫った傑作群像劇。

 

 

民王(文春文庫) 池井戸潤

あらまし

「お前ら、そんな仕事して恥ずかしいと思わないのか。目をさましやがれ!」漢字の読めない政治家、酔っぱらい大臣、揚げ足取りのマスコミ、バカ大学生が入り乱れ、巨大な陰謀をめぐる痛快劇の幕が切って落とされた。総理の父とドラ息子が見つけた真実のカケラとは!?一気読み間違いなしの政治エンタメ!

 

 

金融探偵(徳間文庫) 池井戸潤

あらまし

失業中の元銀行員・大原次郎は、再就職活動中に金融絡みの難題について相談を受けた。これまでの経験と知識を生かし、怪事件を鮮やかに解決していく。出納記録だけの謎めいたノートの持ち主を推理するスリル満点の「誰のノート?」他全七篇。ミステリー連作集。

スポンサーリンク

ブログパーツUL5


トップ 読書雑感 プロフィール