三浦しをんの本を紹介します

三浦しをんの本を読みました。書名をクリックするとその本の紹介へジャンプします。

神去(かむさり)なあなあ日常 (徳間文庫) 三浦しをん

神去なあなあ日常 三浦しをん

内容(裏表紙のあらすじより)

平野勇気、18歳。高校を出たら、フリーターで食っていこうと思っていた。でも、なぜだか三重県の林業の現場に放り込まれてしまい……。
携帯も通じない山奥!ダニやヒルの襲来!勇気は無事、一人前になれるのか……?
四季のうつくしい神去むらで、勇気と個性的な村人たちが繰り広げる騒動記!林業エンタテイメント小説の傑作。

私の感想

面白かった。最後の100ページは一気読み。オオヤマヅミさんのお祀りの日の山の中でのスリリングなシーンが息をつかせません。
主人公の勇気が山仕事(林業)の辛い仕事を投げ出さないで、だんだん夢中になっていくのは、ちょっと違和感があったけど、山の雰囲気に引き込まれるものがあったという設定で、わたしは三重の山奥どころか、山奥を歩き回った経験もありませんが、勇気には惹かれるものがあったのでしょう。
のんびりだけど、常識離れがしていて、何か不思議な村の生活の日常。普段の自分の日常を振り返ってみる一つの機会にこの小説が鳴るかもしれません。(2017.01.05)

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舟を編む (光文社) 三浦しをん

舟を編む 三浦しをん

内容(裏表紙のあらすじより)

出版社の営業部員・馬締光也(まじめみつや)は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海(だいとかい)』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作!

私の感想

辞書作りという地道で、しかも心底言葉にほれ込んだ人たちにしかなし得ない世界があることを知りました。こんなマニアックな世界があるなんて、言葉一つ一つに心血を注ぐ。読んでいくとなるほどこういう世界もあり得るなと納得させられます。馬締と運命の女性との出会いとその後には作者の人間への温かいまなざしが感じられます。
舟を編むというタイトルの奇抜さにも、読んでいて納得させられますし、大渡海という辞書名にも納得させられました。
累計100万部突破と帯に書かれてましたが、こういう話を好む読者が多いというのは、日本人の基本的な心情に触れたんでしょうね。(2016.12.30)

 

 

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫) 三浦しをん

内容(裏表紙のあらすじより)

まほろ市は東京のはずれに位置する都南西部最大の町。駅前で便利屋を営む多田啓介のもとに高校時代の同級生・行天晴彦がころがりこんだ。ペットあずかりに塾の送迎、納屋の整理etc、……ありふれた依頼のはずがこのコンビニかかると何故かきな臭い状況に。多田・行天の魅力全開の第135回直木賞受賞作。 

私の感想

読売新聞朝刊の新聞小説でこの作者を知りました。ずいぶん読みやすい文章で好感を持ちました。BOOK OFFで捜します。しをんだけ覚えていたので見つけられました。3冊買った中の第1冊目。
読みやすいけど、半分ぐらいまでは、よくわからないお話。そのうち、行天の変(へん)さがわかってきて、そのうち主人公の多田の変さもわかってきて、妙に日常とは変わった二人の日常生活が描かれていきます。
行天の小指を切断してしまった原因を作ってしまったことに後ろめたさを感じている多田、最後のところでは我が子の異変に気づけずに亡くしてしまったことをずっと曳づっている多田、変になってしまった原因が明らかにされていきますが、まあ納得。
直木賞を取るためにはこういうストーリーが必要なのかなと妙に納得させられました。(2016.11.24)

 

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