山本幸久の本を紹介します

山本幸久の本を読みました。書名をクリックするとその本の紹介へジャンプします。

エイプリルフールズ ポプラ文庫 山本幸久

エイプリルフールズ

内容紹介

エイプリルフール……1年で唯一嘘が許される日。そんな日に巻き起こる事件の数々。様々な人間模様がからみ、つながり、そして小さな「嘘」が奇跡を起こす!
今最も注目されている脚本家・古沢良太のオリジナル脚本を、人気作家・山本幸久が小説家!

読んでみての感想

映画の脚本から小説化した作品ということで、映画はよくカットが切り替わるし、登場人物も多数なので、どこのお話をストーリにまとめるかとか、そのストーリーも小説だけ読んで納得のいくものに仕上げなければならない。著者は苦労したと思うが、登場人物を19人に絞り込んでいる。そしてその一人一人についてエピソードを紹介しながら、あとに行くにつれてなんとなく全体の流れがつかめるような構成をとったようだ。
登場人物が多い小説の場合、わたしはこんがらがってくることが多いが、この作品では、巻頭の主な登場人物リストをその概略を常に突き合わせるようにすることで、話の内容についていけた。
ちょっと残念なのが、誘拐された理香にまつわる展開と、イタリアンレストランでの大騒ぎとが、なにか関係があるのかないのか、一読しただけではよくわからなかったことと、タイトルに示す4月バカ、うその部分が作品で起きる事象の中で一体どこからどこまでだったのかも、ピンとこない。読み返すのも大変なのでやめておこう。
ネットで映画の方をWikipediaで見ると、登場人物ももっと多く、きっと内容も盛りだくさんだったんでしょうね。
小説も全体的には、若者向けを意識して読みやすくわかりやすく書かれているので、次は何が書かれているのかと期待しながらどんどん読み進められてよかった。実質1日で読了(2017.07.22)

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凸凹(でこぼこ)デイズ 文春文庫 山本幸久

凸凹デイズ 山本幸久

内容紹介

凪海(なみ)はたった三人のデザイン事務所「凹組(ぼこぐみ)」で働く新米デザイナー。
スーパーのチラシやエロ雑誌のレイアウトをこなす毎日に事務所始まって以来のチャンスが舞い込んだ。老舗遊園地のリニューアルデザインのコンペ……ところが経営陣の思いつきで事態は意外な方向へ。書き下ろし短編「凸凹ホリデー」を収録。解説 三浦しをん

読んでみての感想

登場人物の大滝と黒川、醐宮(ごみや)はみな癖があって、生活していくために妥協するところはするけど、一本芯が通っている。そんな中で、凪海が成長していくドラマ。10年前の凪海がいないときの姿と交互に出てくるので、話についていくのにちょっと苦労するが、しっかり話が書き込まれてあるので、次第に詳しい状況がわかってくる。
「仕事は何のためにするのか?」をテーマに、デザインという普段はなかなかその内情がわからない仕事を通して、考えさせてくれる。相手を尊重しつつ自分を通していく、そんな、簡単そうでなかなかできないことが、だんだん実現できていくので、読んでいて気分が爽快になる。そんなお話。
著者の山本さんは、多作ではないようだが、もっと読みたい。(2017.05.30)

 

 

渋谷に里帰り (新潮文庫) 山本幸久

内容紹介

峰崎稔は、大学卒業後、食品会社に就職、営業マンとしての野心もなく10年が過ぎた。寿退社する先輩から引き継ぐことになったエリアは、子供時代を過ごした渋谷。そこは、親の事業失敗で転居して以来、遠ざけていた場所だ。だが、顧客から信頼される先輩の手腕を目の当たりにするうち、仕事の面白さに気づき始めていく稔。そして、新しい恋が始まる予感も―オシゴト系青春小説。

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