笹本稜平の本を紹介します

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南極風 (祥伝社文庫) 笹本稜平

笹本稜平 南極風

内容(裏表紙のあらすじより)

ニュージーランドの名峰アスパイアリングで起きた遭難事故が、森尾正樹を奈落の底に突き落とした。登山ガイドの彼は悪天候のなか瀕死のツアー客を救出し一躍英雄となるが、突如、保険金殺人の容疑で逮捕されたのだ。冤罪を主張するも検索の取り調べはあまりに作為的で……眺望絶佳な山の表情と圧巻の雪山行、そして決して諦めない男の法廷対決を描く愛と奇跡の感動作。

私の感想

初めて読む作者の作品。一度途中まで読んでいたのを中断してました。今回ほとんどの本のストックを読みつくしてしまい再び読書再開。読んでも読んでもデジャブ―、結局第11章まですでに読んでました。ほとんど2度読みの状態。たぶん結末を読むのがもったいないと思ったんでしょう。
主人公の森尾が検察の取り調べに延々と付き合わされる話がほとんどです。本人にとっては冤罪としか思えないのに、検察は無理押しをしてくる。そのあたりの謎は最終盤で解き明かされることになるんですが、人の恨みというか、とんでもないとばっちりで有罪にされ、悪くすると死刑になりかねないなんて、ホントに恐ろしい。今の世の中本当にありそうで怖い。
一方で、山が好きな人たちの純粋な気持ちは、この作品では十分すぎるくらい書き尽くされてます。人は何のために生きるのか?誰に生かされているのか?そういったテーマは、過酷な山の自然の中でのチームワークを描くことで、明確にすることができるんですね。
浮世のドロドロと、山の純粋さ、それらを掛け合わせて、読者をひきつけてくれる作品です。
この作者の名前は憶えておきます。(2016.10.28)

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